那覇軍港に要点検オスプレイ飛来、本国向け船積み


国道に面した、那覇軍港の荷置き場にオスプレイが並んでいた。


普天間基地から飛来、着陸したオスプレイ。「ドラゴンの隊長機」も混じっている

11月19日に普天間基地配備の海兵隊オスプレイ3機が那覇軍港に飛来、着陸した。米軍は、本国に船で運ぶ、としている。オーバーホールのためだろう。

これまで沖縄のオスプレイを船で輸送する必要が生じたときは、岩国まで飛ばして、岩国基地の岸壁から貨物船(自動車運搬船)に載せていた。
長い滑走路と大型貨物船が接岸できる港湾機能を備える岩国基地が、自衛隊のオスプレイも含めて米国・日本間の輸送の陸揚げ・積み出しをほとんど一手に引き受けてきた。

例外は横田基地に配備されるCV−22オスプレイの国内への運び込みだ。本国からCV−22オスプレイを積んだ貨物船が横浜ノースドックに接岸、ふ頭に降ろされたCV−22は 航空施設でもないふ頭から飛び立ち、ベイブリッジをかすめて横田基地に飛行した。

今回の那覇軍港への飛来着陸は出入りは逆だが、横浜ノースドックのCV−22の「例外離陸」と同じだ。航空法で禁じられている航空施設以外での離発着を、米軍は繰り返したのだ。

垂直離着陸が可能だったら、港のふ頭を航空施設代わりに使うことを日本政府は認めているのだろうか。F35Bが横浜港内のふ頭から離陸するなど、誰も見たくも考えたくもない光景 だ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(21.11.21 読者 撮影)


輸送のために小さく丸まっているオスプレイ


オスプレイよりデカい重輸送ヘリCH53Eも飛来、輸送待ちだ


2021-11-24|HOME|